この世に生まれた瞬間から、絶え間なく息をしている私たち。産声をあげたときパラシュートのように肺が大きく開いて、身体のプログラムの一つである「呼吸」のスイッチがポンッと入るのだとか。呼吸、それは単なる空気の出し入れではなく、酸素を取り入れて細胞の代謝によってできた二酸化炭素を排出するという大切な命の活動です。

ところが、緊張や姿勢の悪さ、運動不足、睡眠不足などが原因となって、息は知らずしらずのうちに浅くなってしまいます。 すると、自律神経のバランスが乱れて何となく不安やイライラがつのる、代謝が落ちてやせにくくなる、肌の老化が進むなど、健康にも美容にもよくないことだらけ！ 4月は特に朝晩の寒暖差や環境の変化が激しく、心身ともにストレスが溜まりやすい時期だといわれています。 毎日を健やかに過ごすために、ぜひ日頃の息の仕方を見直してみて！

まずは正しく呼吸できているかをチェック。 アンダーバストにぐるりとメジャーを巻き、息を吸ったときと吐いたときのサイズを測ります。 5cm差があればしっかり呼吸ができている証拠、3cm以下であれば注意が必要です。

深い息を習慣化するには、ちょっと疲れを感じたら一つ深呼吸するよう心がけてみて。 「深呼吸＝大きく息を吸ってから吐く」というイメージが強いかもしれませんが、正しい深呼吸は、まず口から体内の毒素やモヤモヤをすべて出すイメージで息をゆっくり吐き切ります。 それからお腹をふくらませるように新鮮な空気をゆっくりと鼻から吸い込む。 これを数回くり返すと、全身の空気が入れ替わったようにスッキリ！