愛とは、その人の過ちや
自分の意見との対立を許してあげられること。
～ フローレンス・ナイチンゲール ～

「白衣の天使」として知られているナイチンゲール。 実は裕福な家庭で両親の愛情を一身に受けて生まれ育った彼女ですが、慈善活動を通して、いつしか看護の道を志すようになります。 当時の看護は主に貧しい女性が担う仕事でしたが、ナイチンゲールは恵まれた環境を飛び出し、あえて険しい道へ身を投じたのです。

そしてクリミア戦争で看護師として従軍。 不衛生な病院で寝る間も惜しんで働き、怪我人たちを前にひざまずいて8時間に渡って包帯を巻き続けたこともあったといいます。

誰かのために立ち働くほど、自分の身体は犠牲になるもの。 きっとナイチンゲールも日々身を粉にして働いていたのでしょう。 私たちも家族のためにと頑張るほど、疲れが溜まったり、水仕事で手があれたり…。 たとえば家事の合間にお気に入りのハンドクリームで手もとをケアする、そんな癒しのひとときが、ナイチンゲールのように広い心をもち続ける力をくれるかもしれません。