vol.12「ブリ」


青魚のなかでもトップクラスの健康効果冬の元気の土台づくりに!
出世魚としておなじみの寒ブリは、たっぷりとのった脂の濃厚な味わいが特長。その脂には、血流を改善する不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)やコレステロールを抑えて脳を活性化するDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。抗酸化作用のあるビタミンEも含まれているため、不飽和脂肪酸の酸化も同時にブロック。また、アルコールの分解を助けるナイアシンも豊富に含んでいるため、お酒のお供にもぴったりです。さらに、旨みたっぷりのたんぱく質やビタミンB群、タウリンなども含み、背の青い魚の中でも、その栄養価はトップクラスだと言われています。ちなみにタウリンは血合いの部分に特に多く含まれているので、血合いも取り除かずにいただきたいところ。
ブリのくさみが気になる…という人は、調理前に塩をふり、しばらく置いておきましょう。それでも気になるなら、全体が白っぽくなる程度に熱湯をまんべんなくかけて。焼いても煮ても揚げても、栄養たっぷり、旨みたっぷりの一品ができあがるブリ。寒ブリのおいしいシーズンに、ぜひレシピのバリエーションを増やして!
ブリの健康成分
- EPA(エイコサペンタエン酸)
- 魚油から取れる脂肪酸。動脈硬化の改善、花粉やアトピーの改善、中性脂肪の減少などの効果があります。
- ナイアシン
- ビタミンB群の仲間。アルコール分解作用の他にも、皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きも。