「リラックスできるもの」と聞くと、まっさきに何を思い浮かべますか？ ゆったりくつろげるバスタイム、やわらかなリネンのシーツ、大切な人とのふれあい…。 逆に、肌ざわりのよくない服を着たりするとなぜか落ち着かなかったり…。 そう、肌に触れるものによって私たちの気分は大きく左右されます。 その不思議な変化は一体どこから来るのでしょう？ それは、皮ふと脳との密接なつながりから生まれているといわれています。

実はこのつながり、私たちがお母さんのお腹のなかにいたときにすでにつくり出されているもの。胎内で成長するあいだにできる「胚葉（はいよう）」と呼ばれるものから、皮ふ、目、耳などの感覚器や、中枢神経などの脳が生まれます。 つまり皮ふと脳は同じルーツから誕生した双子のようなもの、というわけです。

ちなみに医学や美容の世界では、皮（肌）と脳（心）は同じ根っこ、という意味の「皮脳同根（ひのうどうこん）」という言葉があります。 たとえば、ストレスが溜まったときに肌があれるのは、自律神経の乱れや血流の滞りなども原因ですが、精神状態の不安定さ、脳のストレスが直接肌に影響を与えているとも考えられています。

そしてマッサージを受けたときに深いリラックスを感じるのは、筋肉の緊張がほぐれて血液やリンパの流れがよくなることはもちろん、肌への快感が脳に伝わって身体の内側から癒しを感じられるから。 さらに女性ホルモンの分泌も活発になり、精神が安定して女性としての魅力も高まるのだそうです。

もちろん、その効果はセルフマッサージでも得ることができます。特に身体の代謝が高まるお風呂あがりに、なめらかなクリームでやさしく全身をほぐしてあげれば、心も身体もスッキリしていくのを実感できるはず。 さらに引き締め効果がありグレープフルーツなどリフレッシュできる香りのクリームを選べば、ボディメークをしながら疲れやストレスもリセットできて、まさに嬉しいことずくめ！

いよいよ薄着の季節も目前。 ボディラインの引き締めのためにも、心身の癒しのためにも、お気に入りのクリームを使ったセルフマッサージを毎日の習慣にしませんか？