秋の行楽シーズンを迎え、これから旅行の計画を立てる人も多いのでは？　よく「旅はリフレッシュできる」と言いますが、実はこの効果、科学的にも証明されているのです。

旅行でストレスが和らぐのは、日常の仕事や家事から解放され、いつもと違った風景やのんびり気ままなスケジュールなど“非日常”に幸福感を感じるから。気持ちがリラックスしているときに出る「α波」と呼ばれる脳波も高まります。さらに、この幸せ効果は帰宅後も続くとか。旅先からもどった2日後に一番ストレスを感じにくい状態になり、さらには旅行前に抱えていた悩みが約3分の1にまで小さくなるという説も。また、免疫力アップや老化防止も期待できるなど、旅行には意外な健康効果もあるようです。

さらにリラックスしたいなら、ストレスの状態に合わせて旅先を選ぶのもひとつ。たとえば、心が疲れている場合は、海辺のリゾートがおすすめ。海には波音によるリラクゼーション効果や青い色によって心が安定するセラピー効果があり、海辺を散歩するだけでも気持ちが癒されていきます。反対に「身体がお疲れぎみ」というときには、山がぴったり。
自然の木々には私たちの全身の細胞を活性化するフィトンチッド（森の精気）と呼ばれる作用があるだけでなく、鳥のさえずりや草木の香り、今の季節なら目にも鮮やかな紅葉など、疲れた五感を心地よく刺激してくれます。
美しい自然を愛でながら温泉にでものんびり浸かり、そこでしか味わえない美食や美酒をゆったり愉しむ。そんな贅沢が、あなたの毎日をきっと元気にしてくれます。