vol.3「菜の花」


ビタミンパワーで免疫力アップほろ苦さは春の贈りもの
「春は苦味を食す」と言われるように、春野菜には独特の苦味と香りがあります。この苦味のもとは植物性アルカロイドやグルコシノレートという成分で、肝臓のろ過機能を助け、身体に溜まった老廃物を排出する解毒作用があるほか、新陳代謝を促進させてくれます。
菜の花は、ほろ苦さとシャキシャキとした食感が春を告げる味覚として親しまれていますが、おいしいだけではありません。ビタミン、ミネラルなど、たくさんの栄養素をバランスよく含む、キレイと健康の強い味方なのです。とくに抗酸化作用のあるβ‐カロテンやビタミンC・Eが豊富で、老化や病気の原因となる活性酸素の発生を抑え、免疫力向上が期待できます。さらに、貧血の予防や美しい髪を維持する成分もたっぷり。体調をくずしやすい季節の変わり目を、菜の花パワーで美しく元気に乗り切りましょう。
ちなみに、緑色の鮮やかさが、栄養とおいしさの目安です。
菜の花の健康成分
- グルコシノレート
- 辛味の成分。咀嚼することで、抗がん作用のある成分として知られるイオチオシアネートに変わります。
- β‐カロテン
- 強い抗酸化作用があり、身体全体の老化防止や、髪、肌、爪の健康を保つ効果があります。