vol.6「豆類」

健康成分がぎゅっと凝縮！ちいさなパワフル栄養食材！

ひとことで「豆」と言っても、見た目も味も多種多様。でも、すべての豆類は、大きくふたつのグループに分けることができます。ひとつは、いんげん豆、花豆、ひよこ豆などの「炭水化物主体の豆類」、もうひとつは、大豆や落花生などの「脂質主体の豆類」。そしてどちらのグループにも言えるのが、食物繊維やサポニン、ポリフェノール、ビタミンB群、鉄、ミネラルなどの健康成分が豊富に含まれているということ。
特に、あずきやいんげん豆にはごぼうの約2倍、さつまいもの約3倍もの食物繊維が含まれており、その他の豆類にもごぼう以上の食物繊維が含まれています。また、強い抗酸化作用を持つサポニンは、豆をゆでたときに出る「アク」に多く含まれています。だから、豆類のサポニンを効率的に摂りたいなら、ゆで汁ごと料理に使うのがおすすめ。同じく強い抗酸化作用を持つポリフェノールは、豆の持つ多彩な色素に含まれています。
目を楽しませてくれる多彩な色、食べておいしい栄養素。豆類の多くが旬を迎える春から夏は、いろんな豆を使って食卓を彩りませんか？