簡単らくちん!口もとダイエット(2015.9.18up)

簡単らくちん! 口もとダイエット
簡単らくちん! 口もとダイエット

いよいよ食欲の秋が到来! つい食べすぎてしまいがちですが、同じ食事量でも、太りやすい人とそうでない人がいますよね。その違い、 実は“口もと”に原因が  今回は、口もとからほっそりボディを目指すダイエットの新常識をご紹介します。

スリムな人ほど歯がキレイ!?

口もとを清潔に保ち、よく動かしている女性には、やせている人が多いと言われています。彼女たちが心掛けている毎日の習慣とは、どのようなものなのでしょう。

◎「食後に歯を磨く」
朝晩だけでなく、毎食後にきちんと歯を磨く人は清潔に対する意識の高い人。間食がしたくなっても「さっき歯を磨いたばかりだから」と気持ちを抑えられるだけでなく、歯みがき粉のミント系のフレーバーにも食欲減退効果があるのだそう。
◎「口の中の状態を鏡でこまめにチェック」
つるつるの歯とピンク色の引き締まった歯肉が、健康的にやせている人の特徴。メークのついでに口の中もチェックすることで小さな変化にも気づきやすく、キレイなお口をキープすることができます。
◎「ひと口ずつゆっくり食べる」
ゆっくりよくかむことで唾液がたくさん分泌されて、虫歯などのトラブル防止にもなります。さらに、顔の筋肉をしっ かり動かすことで小顔になれるといううれしい効果も!
大切なのは、どれだけきちんと歯を磨き、どれだけたくさん咀嚼しているかということ。つまり、清潔で唾液の多いお口が、ほっそりボディの証なのです。反対に、歯に磨き残しが多かったり、虫歯や歯周病などの悩みがあると唾液が出にくくなり、太りやすくなってしまいます。
では、やせ体質のカギを握る口もとには、どんな秘密があるのでしょう?

かんだ分だけ分泌される美容ホルモン

一番のポイントは“よくかんで食べる”という習慣。かむと脳内から「ヒスタミン」というホルモンが出され、満腹中枢を刺激します。かめばかむほどヒスタミンが分泌されるため、少量でもおなかいっぱいに感じ、食べすぎずにすみます。さらに、ヒスタミンには内臓脂肪を燃えやすくする作用も。よくかむ→ヒスタミンが出る→少ない食事で満腹に→内臓脂肪も燃焼→やせやすくなる、というメカニズムです。また、ヒスタミンの分泌を盛んにする歯みがきエクササイズもおすすめ。歯ブラシをかんだまま唇を大きく動かして「あいうえお」発声をすることで、かむ力が強くなり、ヒスタミンの分泌量がアップ。さらに、顔のむくみやたるみの解消にもつながります。

「あ・い・う・え・お」を3セット
●犬歯の後ろの歯で歯ブラシをかみ、ゆっくり大きく「あ・い・う・え・お」を3セット。 口角をキュッと引き上げてキープしたまま行なうのがポイント。

上の歯の奥から2番目あたりのほおの内側
●歯ブラシのヘッドで上の歯の奥から2番目あたりのほおの内側を、やさしく10回押し回します。
ほおの上からソフト
●次に、歯ブラシの柄の先端で[1]と同じ場所あたりをほおの上からソフトに10回プッシュ。反対も同様に行ないます。


よくかむことで唾液がたくさん分泌されますが、この唾液の中に含まれているのが別名“若返りホルモン”と呼ばれる「パロチン」という物質。パロチンは成長ホルモンのひとつで、新陳代謝を活発にする働きがあり、髪や肌はもちろん、歯や筋肉なども若わかしく保つことができます。唾液をたくさん出すために、食事中はひと口あたり30?40回ほどかむことを心掛けましょう。また、睡眠中は自然と唾液の量が減ってしまうそう。夜寝る前にほおを刺激するエクササイズをすれば、眠っている間にもパロチンの分泌をサポートすることができます。
食べたいものを我慢しすぎるのはストレスのもと。美味しい食事をよくかんで味わい、口もとをキレイに保つ。 そんな積み重ねが美しいボディにつながります。今日からぜひ始めてみませんか?