セルフネイルケアの基本(2015.5.21up)

「セルフ ネイルケアの基本」

ネイルのお手入れは、今や女性のたしなみのひとつ。色とりどりのネイルカラーを楽しむには、メーク前のスキンケアと同じように、地爪を整えておく必要があります。ほんの少しの手間で、見違えるほど美しい指先を育てるネイルケアをご紹介しましょう。

強く美しい爪を保つ理想のバランスとは?

まずは地爪を観察して、コンディションを確認してみましょう。爪の先端が欠けていたり、ひび割れていたりしませんか? 指に食い込むほど深く切っていたり、知らない間にかんでいたりして、爪が短かくなりすぎていませんか? 美しく見えるだけでなく、爪を強く保つためにも最適な長さやバランスがあります。左のイラストを参考に、基本の長さに整えてみましょう。


▼指先からはみ出す爪の長さが爪全体の「3分の1」というのが簡単な目安。これでは少し長く感じるという人は「4分の1」でもOKです。先端の白い部分が気になるからといって、くれぐれも短かくしすぎないように。

手は爪切りを使わず、足は短かく切りすぎないこと

大人の手の爪がのびるスピードは一カ月で約3mmと言われ、ほぼ半年で完全に生まれ変わります。ですから「生まれつき爪の形がよくない」「弱くてすぐに折れてしまう」などの悩みがあっても、長い目で整えていけば理想の爪に近づけることができます。

守ってほしいのは、手の爪のお手入れに爪切りを使わないこと。それだけで爪の形がキレイになるばかりか、二枚爪や巻き爪、ひび割れなどのトラブルがぐっと少なくなります。
なぜなら一見すると一枚に見える爪は、実は薄い三つの層からできているから。何気なく爪切りでパチンッ!と切った時にかかる衝撃は想像以上に大きく、知らない間に爪の層を傷めてしまうことが多いのです。ですから、特に繊細な手の爪は、エメリーボードという爪専用のやすりを使って削るのがおすすめです。


▼エメリーボードを親指、人さし指、中指の三本で持ち、爪先を自分の方に向けて削ります。爪の先端は、一方向にザッザッっと大きく動かして削るのがコツ。左右の角は、バランスを見ながら整えましょう。

足の爪は強いので爪切りを使っても大丈夫ですが、大きな音が出るほど乱暴に切らないようにご注意を。また、巻き爪を防ぐためにも深く切りすぎないように注意しましょう。


▼足の爪は爪切りを使いますが、真ん中からパチンと切ると爪を傷めてしまいがち。爪切りの刃の端で、爪の端から一方向に切ります。深爪は巻き爪の原因になるので長めにカットして。爪の先端はエメリーボードで削ります。

顔にクリームを塗る感覚で、必ずベースコートを

たとえネイルカラーを塗らなくても、地爪をお手入れした後には必ずベースコートを塗る習慣をつけましょう。ベースコートはネイルカラーのもちや発色を高めるだけでなく、爪そのものを保護する役割があります。素顔にクリームを塗るのと同じような感覚で、常に地爪を守ってあげましょう。一本でトップコートとベースコートが兼用できるものを選べば、つややかに仕上がって見栄えもよくなり、まさに一石二鳥です。


▼足の爪は、指の間に丸めたティッシュを挟んで間隔を開けると塗りやすくなります。手も足も、ベースコートを爪の先端、裏側、表面にムラなく塗って仕上げます。