香りで癒す こころのストレス

香り効果でゆったり、ほっこり 香りで癒すこころのストレス

香り効果でゆったり、ほっこり香りで癒すこころのストレス

私たちはいつも、無意識のうちにさまざまな香りを嗅ぎながら生きています。香りとは、人のこころに深く影響し、記憶に残るもの。感情や行動、記憶を司る大脳辺縁系や、自律神経、交感・副交感神経などに働きかけ、実にさまざまな影響を与えているのです。そんな香りの働きを上手に使えば、こころのストレスを自分でコントロールすることができます。

たとえば、「なんとなく気分が優れない」「なんとなくさみしい気持ちになる」というときは、柚子、イランイラン、ベンゾインなどの香りがおすすめです。さわやかな柚子の香りは疲労を回復し、心身ともにリラックスさせてくれます。甘くて濃厚な香りのイランイランは気持ちを上向きに、安息香とも呼ばれるベンゾインは悲しみや孤独感を和らげてくれます。

緊張をほぐしたいときには、高ぶった気持ちを鎮めるラベンダーがおすすめ。気分や体調が不安定なときには、ローズの香りでホルモンバランスを整えましょう。

柚子やラベンダー、ローズなどは、植物を部屋に置くだけでも香り立ちますが、アロマオイルを使うと、いつでも気分に合わせて香りを楽しむことができます。部屋で香りを立てるときは、専用のアロマポットを使って。また、ハンカチやガーゼにアロマオイルを数滴たらし、バッグやポケットにしのばせておくと、外出先で簡単にリフレッシュすることができます。アロマオイルによっては、布などにつくとシミになる場合もあるので気をつけて。

さらに覚えておきたいのは、いつもは気持ちのよい香りだとしても、体調によっては逆効果として現れることがあるということ。自分の身体とじっくり向き合い、今の体調に合わせて香りを楽しみましょう。