vol.1「味噌」


おなじみの食材をパワーアップ発酵の力を味方につける
発酵食品とは、微生物の働きによって、素材に含まれている栄養素をよりおいしく、効率よく摂取できるようにしたもの。代表的なものに、大豆を発酵させた味噌があります。
大豆にはリノール酸や大豆レシチンが豊富に含まれていて、血中コレステロールの上昇を抑えてくれることがわかってきました。ただ、茹でた大豆を食べるだけでは、これら栄養素のパワーを最大限に活用することはできません。消化吸収しやすくし、栄養素のパワーをさらに強めるのが発酵と熟成です。発酵によって大豆のたんぱく質から多量のアミノ酸やビタミン類が作られるほか、食後の血糖値上昇を抑える物質(メラノイジン)も生成され、老化を抑える抗酸化力も強くなります。
発酵食品には、健康と若さを保つパワーが秘められているのです。
味噌の健康成分
- メラノイジン
- 味噌の醸造中にできる褐色色素メラノイジンには、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
- ビタミンB12
- もともと大豆には含まれていませんが、発酵させると、血液を増やすのに欠かせない成分ビタミンB12 が生成されます。