vol.5「アジ」


初夏の海から届く元気脳からすみずみまで活性化!
日本人になじみの深い魚のひとつ、アジの旬は、初夏から夏にかけて。まさにこれからのシーズンは、小型から中型で脂のよくのったアジが大量に水揚げされます。一説には「味がいい」ことからこの名で呼ばれるようになったとも言われますが、栄養価においても実に優秀。ビタミンA・B・E、カルシウム、カリウム、タウリンなど、健康の維持と美容に欠かせない栄養素がバランスよく含まれています。しかも脂質が少なめでたんぱく質が豊富と、カロリーが気になる方にも安心の食材なのです。
さらに大きな特長は、青魚に含まれる栄養素の代表格、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれていること。DHAは脳を活性化し記憶力や学習能力を高める栄養素として知られますが、他にも視力をサポートしたり、コレステロールを低下させる作用もあると言われます。また、EPAもコレステロールを低下させる効果が高く、血液をサラサラにして高血圧症や高脂血症といった生活習慣病の予防にも働くと言われています。
もちろん女性に必要なカルシウムもたっぷり。頭の中、目、血流、骨と、まさにからだの内側からいきいきと輝く日々を支えてくれるアジの栄養。新鮮なおいしさを堪能できるこれからの時期にこそ、さまざまな料理で楽しみたいですね。
アジの健康成分
- DHA
- 「脳の栄養素」としておなじみ。神経細胞の発育を活性化させ、記憶力低下の抑制や視機能の改善もサポートします。
- EPA
- DHAと同様に青魚に多く含まれます。コレステロールや中性脂肪を低下させるなど、血液をサラサラにする働きがあります。