vol.11「ほうれん草」


ボリューム満点でローカロリーきのこパワーで身体スッキリ!
1年を通しておなじみのほうれん草は、冬が食べごろ。寒さに耐えれば耐えるほど、甘みも栄養価も高くなります。特に注目すべき栄養素はビタミン。万能ビタミンと呼ばれるビタミンCを含むほうれん草ですが、冬場のほうれん草はなんと夏場の約3倍ものビタミンCを含んでいるのだとか。さらに、ビタミンCは鉄分と一緒に摂ると吸収率が高まり、ビタミンAやビタミンEと一緒に摂ると抗酸化作用が高まりますが、ほうれん草にはこれらすべてが含まれています。つまり、とても効率よく美肌効果や生活習慣病予防効果を発揮してくれるのです。さらに、β-カロテンやルテイン、葉酸、カリウムなど、美と健康にうれしい栄養を豊富に含んでいるため、「総合栄養野菜」とも呼ばれています。
ちなみに、よいほうれん草を選ぶポイントは、厚くてハリのある濃い緑色の葉、そして根元のピンク色の部分の鮮やかさ。実はこのピンク色の部分には、抗酸化作用のあるポリフェノールや、骨粗しょう症や肌あれに効果のあるマンガンが含まれています。できるだけ捨てずに使いましょう!
ほうれん草の健康成分
- β-カロテン
- 強い抗酸化作用をもつカロテノイドの一種。体内でビタミンAとして働きます。ほうれん草100gで1日の必要量の40%を摂ることができると言われています。
- ルテイン
- こちらもカロテノイドのひとつ。ルテイン不足は眼病の原因にもなります。1日当たり6mgの摂取が理想です。