研究者の想い

 理想の肌へと導くすぐれた品質を創り出すために。

肌に忠実であること
それが研究の原点です。

入社以来10年間、基礎研究に携わってきました。化粧品をお使いの皆さまがどういった肌になりたいのか、そのためにはどうアプローチをすればよいのか、そもそも、肌とは一体どういうものなのかを考えるのが仕事になっています。
研究内容や手法は最先端のサイエンスであっても、目指すべきこと、心がけていることは、肌に忠実であること、そして基本をはずさないことです。皮ふは体の内側と外側とを分ける働きをする、臓器とも呼べる存在。体の内側の水分を逃がさず、外側からの異物の侵入やダメージから身を守る「バリア機能」が重要な役割だと考えているからです。
また、皮ふは常に人の目にさらされる、つまり、「見る/見られる」対象だというところが、他の臓器や器官との大きな違いです。さらに、肌の調子のよさ、悪さが見た目となって表れるだけでなく、気持ちの浮き沈みも見た目に直結しますから、スキンケアだけでなく、メーク製品も、肌に対して重要な働きをします。
この機能面と心理面の両方を支えるのが化粧品の強みであって、2つのバランスがとれた理想の肌へと導く品質を創り出したいと、いつも考えています。

ストーリーがある
独自成分の開発を目指して。

オッペンはこれまで、さまざまな独自成分を開発してきました。私自身が担当した最近の例では、「青花-AA」があります。ツユクサ科の青花にバイオ技術を応用し、保湿性を高める成分を抽出、『薬用 妙』のリニューアルの際に配合しました。けれども、新規成分が開発できたからそれで終わり、ではありません。さらに成分の研究を進めて、どういう肌になってもらうために、どんなアプローチをしていくのか、その先をめざしたストーリーを描いていきます。
オッペンが生みだしてきたこれまでの独自成分は、オッペン化粧品の成長の歩みとも言えるストーリーをもった成分ばかりです。目新しいものに飛びついたり、ブームに乗るのではなく、皮ふの基本をはずさずコツコツと研究を積み重ねていくことが、創業以来続くオッペン化粧品ならではのこだわりだと思います。

終わりなき
品質保証への取り組み。

オッペンは自社一貫生産のため、最終の品質保証の段階に来るまでに、全部門で厳しい品質管理の目が光り、情報も共有されています。それでも出荷直前の品質保証の現場では「ここまでやるのか」というくらい、検査員が細かな部分までチェックをします。商品の中身だけでなく、容器や箱もすべてを厳密に確認します。肌にのせたときだけではなく、お客さまのお手もとに届いた瞬間から、高品質で完全な商品でなければならないと考えるからです。
品質保証には終わりがありません。もし、何かお客さまがお気づきになった点があれば、ご意見をお聞かせください。そのお声を必ず次の品質向上につなげていきます。